今年のドラフト会議は、スケジュール的にリスト提出方式に。そして、1人のメンバーが脱退するという、これまでとは異なるドラフト会議でなかなか頭を悩ませたものだった。
だけど、終わってみれば11頭の種牡馬となり、全メンバーの中でも一番バラエティーに富んだラインナップとなったのではないかな。ただ、戦力的にはインパクトも一番弱いのも否めない…。
さて、簡単ではあるけれど、指名理由にいってみよう。
1位 プランドラー【父・ディープインパクト x 母・プラウドスペル、牡、池江泰寿厩舎】
シーザリオが外れて、結果的に史上初となる2年連続ドラ1となったプラウドスペル。
理由は簡単。兄は順調さを欠いて年明けデビューになったけど、それでも2勝を挙げることができた。この馬も早めに始動ができるようなので、今度こそは順調さを欠くことなく、活躍して欲しい。
あとは、池江厩舎次第かな。。
2位 イニティウム【父・ハーツクライ x 母・ゴールデンドックエー、牡、須貝尚介厩舎】
ハーツクライ産駒、須貝尚介厩舎、阪神開幕週マイルにM.デムーロでデビューのキーワードで思い出されるのが、2シーズン前のサトノホルス。
最初はサトノホルスの悪夢で敬遠してたけど、母ゴールデンドックエーのそこそこの良績、早め始動。それよりも「かなりの素材」と白老ファームや社台ファームからも高い評価。そして、須貝調教師からも「札幌芝1800m」のイメージが出来ているとのこと。
それって、札幌2歳ステークスのことでいいですよね?今度こそ!
と、これを書いていたら、放牧に出された。でも、ハーツクライにゴールデンドックエーならば、納得。
もう一度鍛え直して飛躍を!
3位 ティグラーシャ【父・ディープインパクト x 母・シーズアタイガー、牝、池添学厩舎】
私、、、隠れ虎党なんです。そして、母名がシーズアタイガー。She’s A Tiger。目を奪われたよね。
母の父が Tale of the Catだけに桜花賞までかなと思ったけど、どうやらオークスにも向いているっぽい。まあ、最近のクラシックは血統面ではそれほど気にしないで良いと思っているので。
クラシックを狙う牝馬が秋デビューも個人的には◎。
漆黒の虎が、来春の仁川で六甲おろしを歌い、樫の舞台で巨人な強敵を倒す!
4位 アドマイヤジャスタ【父・ジャスタウェイ x 母・アドマイヤテレサ、牡、須貝尚介厩舎】
今年注目の新種牡馬といえば、ジャスタウェイでしょう。天皇賞でジェンティルドンナをあっという間に差し切った時は、度肝を抜いたけど。
それぞれに強い想いが詰まった馬だと思っている。近藤利一オーナーには、母・アドマイヤテレサ。須貝尚介調教師は、父・ジャスタウェイ。そして、何よりも「須貝厩舎 x 近藤利一オーナー」からは、アドマイヤエイカン、アドマイヤアルバを指名している私。
須貝調教師からも「完成度が高い」とコメントが出ている通り、阪神の最終週芝1800mにルメール騎手を確保は激アツ!阪神から新潟もイメージ出てくるし、新潟2歳ステークスはアドマイヤジャスタ、札幌2歳ステークスはイニティウムで決まり?(笑)
5位 アメリカンウェイク【父・ハーツクライ x 母・アナアメリカーナ、牝、斉藤崇史厩舎】
5位は早かったかな。。。
ハーツクライ x American Post はリスグラシューと同じ。馬主(キャロットクラブ)も同じ。性別も同じ。その上、早めの始動も可能なので、同じ路線を歩んでくれれば。
6位 ダノンジャスタンス【父・Kingman x 母・マンビア、牡、中内田充正厩舎】
最後まで詳しい情報が入って来なかったけれど、持ち込み馬や外国産馬のダノンはどうしても気になるところ。
というのも、今から十数年前にいたダノンオーガスタという想い入れの強い馬がいて、その馬が無事だったらなぁ・・・なんて今でも思う。
ダノンオーガスタの父はGreen Desertでこの馬の父父父もGreen Desert。何かの縁を感じる。
なので、セレクトセールの結果を見て、ずっと気にしていたけど、Kingmanは2歳の早い時期から短距離で活躍、3歳時は短距離のG1を勝ちまくっていたから、何とかこの馬も朝日杯FSやNHKマイルカップに顔を出して欲しい。
ダノンに中内田厩舎。ダノンプレミアムの悔しさをなんとか晴らして欲しい(十分な戦績だけど…)。
7位 マイネルエイブ【父・Into Mischief x 母・Spring、牡、西園正都厩舎】
2019年のイギリスダービーに早くも登録済み!
そして、すでに14秒台を叩き出しているのに、さらに良くなるとのこと。米国産でも芝で勝負になりそうな父系なので、小銭を稼いでくれれば。
8位 ロジャーバローズ【父・ディープインパクト x 母・リトルブック、牡、角居勝彦厩舎】
母リトルブックは、半姉のマダムクレアシオンに続き、連続指名になる。
リトルブックはドナブリーニ(ジェンティルドンナの母)の5つ下にあたる。なので、愛するジェンティルドンナと血統的には極似。
バローズと角居師は、昨シーズンのヘンリーバローズで悔しい想いをしている組み合わせだけに、この馬でリベンジを!
9位 グロリアーナ【父・ハーツクライ x 母・ベネンシアドール、牝、木村哲也厩舎】
母ベネンシアドールはデニムアンドルビー以来、実に6年振りの指名になる。
この間、キタノコマンドールがクラシックで人気に上がったけど、そこまでの活躍馬は輩出していない。
そして、初めてとなるサンデーレーシングが馬主ということで牧場側も期待している証し。木村厩舎はもう1歩足りない戦績だけど、この馬で壁を越えて欲しい。
10位 サトノアクシス【父・ディープインパクト x 母・ヘアキティー、牝、藤原英昭厩舎】
ここ最近の里見オーナーは、ディープインパクト産駒、ノーザンファーム産、牡馬、セレクトセール高額馬がPOGでも注目ブランド。
今シーズンは約3億円の馬が3頭くらいかな、存在したけど、やっぱり自分には手が出ない。(それでもこの馬も1億5千万円!)その中でも気になったのがこの馬。ギャロップでのインタビューで里見オーナーが一番期待している牝馬と仰っていただけにさらに期待が出来る。
里見オーナーは、堀厩舎と池江厩舎が期待馬を入れているイメージだけど、藤原厩舎にもそこそこの馬が入っているイメージなので、そろそろ爆発的な馬がこの馬であることを願う。
11位 ガルヴィハーラ【父・ゴールドアリュール x 母・ポロンナルワ、牡、萩原清厩舎】
母のポロンナルワの母は、シンハリーズ。ということは、リラヴァティやアダムズブリッジの姉。
血統的には問題なく、夏からダートで勝ちまくって、ドバイ…ではなく、川崎へ行って欲しい!
萩原清厩舎は、エピカリス、ルヴァンスレーヴと2シーズン続けて、ダートの強者を出しているので、今シーズンはこの馬だと信じてる。
12位 モンブランテソーロ【父・ダノンバラード x 母・ルヴァンクレール、牡、武井亮厩舎】
父のダノンバラードは、ディープインパクトの初年度産駒において、最初の重賞勝ち馬。
そして、母母Loch Clairの妹にはウインドインハーヘアの名前が!父系、母系ともにディープインパクトに通ずる血が入っているのも魅力の一つ。
ダノンバラード産駒は未知数だけど、数少ない産駒から既にホッカイドウ競馬から勝ち上がり馬が出ていて、少しはホッとしてるところ。本馬にはダノンバラードのJRA初勝利となってもらおう。
13位 ロードゼウス【父・ディープインパクト x 母・スピニングワイルドキャット、牡、中内田充正厩舎】
半兄・ダノンスマッシュは期間内2勝を果たした。父がロードカナロアからディープインパクトに変わっておそらく距離延長は可能性が高くなるはず。
それに「ケイアイファーム」と「中内田充正厩舎」でダノンプレミアムの悔しさを川田騎手で晴らして欲しい。
14位 ポリアンサ【父・ハービンジャー x 母・メジロルルド、牝、木村哲也厩舎】
3月の時点ですでに14秒台を叩き出しているという即戦力候補。まだ、詳しい情報がないけれど、牧場の評価は高いようで「メジャーエンブレムの再来」と呼ばれているとか。レイクヴィラファーム産駒なのに、ノーザンファーム空港で育成されているのもイメージがいい。
ならば、阪神JFとNHKマイルをいただきますかぁ?ただ、この馬主さん…母数が少ないけれど、3年くらい勝利を挙げていない…。騎乗しているジョッキーは善臣先生が多い。。。最後のG1になるかな笑
15位 ヴェロックス【父・ジャスタウェイ x 母・セルキス、牡、中内田充正厩舎】
以前、指名したサトノホルスの半弟。
何の情報もないけれど、厩舎はどうやら中内田厩舎っぽい。ならば、昨シーズンにやり切れない想いをしたフォックスクリークの分まで頑張ってもらおう。
16位 ボマイェ【父・キンシャサノキセキ x 母・ランウェイスナップ、牡、清水久詞厩舎】
プロレスファンでこの馬名を見たら、指名するしかないでしょ⁉︎ってくらいの馬名。
今年のWWEレッスルマニアのメインイベントのリングに立った中邑真輔の日本での得意技がボマイェ。そして、アメリカに渡って、キンシャサ・ニー・ストライクに名前を変えて現在の活躍。皆さんもご存知でしょう!
馬体重も500kgを超える巨漢で父がキンシャサノキセキならば、短距離路線でしょう。
いやいやいや、マジで滾るぜ!答えは、もちろん!イヤァオ!
17位 ホウオウエックス【父・ダイワメジャー x 母・スネガエクスプレス、牡、矢作芳人厩舎】
兄はサトノグラン。初勝利まで7戦を要しながらも、結果的に期間内2勝。そして、古馬になった今は1600万クラスまで勝ち上がっている。
ダイワメジャーとウォーエンブレムならば、芝ダート問わないイメージ。ただし、距離は持たないだろうな。
短距離路線で一杯出走して、気付いたらオープンまで勝っちゃったみたいな笑
そして、母スネガエクスプレスは、僕と同じ誕生日。2月~5月くらいまでならば、太字にすることはないが、母スネガエクスプレスは8月生まれ。しかも、南半球産まれではなく、ノーザンファーム産。確か、何か理由があったはずだけど、、、忘れた…当時は、母スネガエクスプレスを指名するか迷ったくらい。
でも、こうやって指名できたことに運命感じるし、先述の通り、小銭舞台で頑張って欲しい。
18位 オーキッドテソーロ【父・ディープインパクト x 母・シスタリーラヴ、牝、矢作芳人厩舎】
テソーロ作戦第2弾。
440kg代の少し小柄ながら、心肺機能がよく調教もよく動いているとのこと。セレクトセールでも9200万円の高値。
距離も短い距離からでも大丈夫そうなので、桜花賞を目指して欲しい。
19位 トーセングラン【父・ディープインパクト x 母・スタイルアンドクラス、牡、田村康仁厩舎】
隠し球的存在。
今回のテーマだった「エスティファーム産」の「ディープインパクト産駒」。
島川隆哉オーナーはこれまでセレクトセールにおいて高値で落札している一方、エスティファームを建設して、自家生産にも励んでいることはとても好感が持てる。
しかも、トーセンベニザクラやブレイブスマッシュと重賞馬を輩出している凄さ。
この馬は、既にゲート試験に合格しているので、早めデビューも見込める。
「ディープインパクトx Galileo」で「島川隆哉オーナー」ならば、ヴァンキッシュランと同じ。
馬侍で初のエスティファーム産なので、記念すべき1勝を。
20位 レーヴドゥラメール【父・ロードカナロア x 母・レーヴディソール、牝、松下武士厩舎】
色々あって20位に繰り上がった馬がレーヴディソールの子供であることを運命を感じる。
当初は早めの始動だったけど、さらなる成長を促すために予定より遅れるとのこと。どのくらいになるのかな…
ロードカナロアにレーヴディソールだったら、中距離で斬れる脚を期待したい。
縁あって指名馬になり、苦楽を共にする20頭。今シーズンは競馬場に足を運んで応援しに行きたいな。