チェッキーノがオークス2着と好成績を挙げてくれたおかげで2015-16シーズンは、最終週を前に3位浮上。
 6回のUMASAMURAIの中でフローラステークスを3勝も挙げているという不思議なペーパーオーナー。さらには全オークスでも出走歴を持ち、1着から4着もすべて経験済み。ジェンティルドンナ(=1着)、チェッキーノ(=2着)、デニムアンドルビー/クルミナル(=3着)、マルセリーナ(=4着)と不思議ですよね。一方で牡馬の戦績があまり芳しくないというか、目立ちませんね。牝馬を狙っているワケではないのに。。。
 ただ、昨シーズンはアドマイヤエイカンとチェッキーノの重賞勝利で6シーズン連続で重賞制覇を達成。狙うは7シーズン連続の重賞制覇!気持ち的にはG1馬を含めて3頭くらいの重賞制覇をできれば万々歳。
 そして、3位〜4位くらいでフィニッシュできればある意味成功かもしれない。個人的には、優勝することよりも如何に自分らしい指名をできるかに懸かっている。いい馬を指名しても怪我したり、厩舎都合でうまくいかない時があるわけだし。
  そんなことを考えながら、以下20頭を指名することができた。100点満点中「95点」といったところ。抽選になった3頭はすべて競り勝つことができた。残りの5点は、結果如何で加算されることになるだろう。
  ただ、反省点は関東馬が僅か2頭しかいないこと。これは最悪。自分らしい馬を指名することを優先したばかりに東西のバランスが崩れてしまった。
 来シーズンのドラフトでは関東馬を増やしたい。
 そして、終わってから知ったのが、堀宜行厩舎、国枝栄厩舎、池江泰寿厩舎の所属馬がゼロ。完全に時代に逆行している。プロ野球では言えば、一昔前の読売巨人軍。Jリーグで言えば浦和レッズのように強大な戦力を持つ球団(厩舎)には反感する心の持ち主なので、こういう結果になったのかな。この3厩舎の所属馬はいい馬が多いが、外れも多い。
反対に須貝尚介厩舎は全体の1/4の5頭。これは想定内。ハーツクライ2頭、ディープインパクト1頭、ステイゴールド1頭、ダイワメジャー1頭とバラエティーに指名でき、いい決断もできた。
 須貝厩舎推しがどう転ぶか分からないけれど、bambam88渋メン軍団20頭を指名理由をあるがままに語っていこう。

 今年は、「これだ!」という馬が最後までおらず、最終的には5頭まで絞れたが、そこからの作業が大変、、、母グルヴェイグにしたのは、昨シーズンも語った「腐っても角居勝彦厩舎」の想い。
 1オーナーに対して1頭制度の角居勝彦厩舎でサンデーレーシングが角居勝彦に託したのは、母グルヴェイグ。
 それに何より、<<キングカメハメハ x グルヴェイグ>>は、2冠馬のドゥラメンテの3/4兄弟。血統的にも壮大なスケールを感じられる。<<父・キングカメハメハ x 母父・ディープインパクトの組み合わせは、2世代目になるが初年度は1頭しかいなかったので、実質初年度といっても過言ではない。今流行りの一つである<<父・ディープインパクト x 母父・キングカメハメハ>>のハシリは過去の指名馬であるデニムアンドルビーだったと確信してる。だったら、その逆も指名しないとの”想い”。
 その上、このような壮大なスケールの血統なのに、もう既に栗東近郊まで移動されてるとのこと。おそらく一旦入厩してゲート試験だけ受けて、そこから調整して、早期デビューに備えるだろう。角居勝彦厩舎の早期デビューは熱いパターンが多い。こりゃ、期待せずにはいられない!

 昨シーズン、「<<須貝尚介厩舎 x 金子真人オーナー>>の組み合わせには非常に興味がある…」なんて書いていたら、そのイモータルが重賞こそ勝っていないが2着2回、G1出走3回と15位指名にしては大満足。お腹いっぱい。
 ならば、今シーズンも…と思っていたらこの馬。事前にチェックしていたのに、誌面を大いに賑わしているのではないか。
 当初は2位には母セルキスを予定していたが、<<父・ステイゴールド x 須貝尚介厩舎>>ということでゴールドシップ。ゴールドシップに似た雰囲気を醸し出していると須貝尚介調教師本人が語ってるから、早々に手を出したかったということで2位浮上。前々日には、かましたれ精神で1位指名を考えたほどだったが、トランキーロ!焦らなかった(笑)
 井内さん曰く「イモータル以上で母・ラッシュラッシーズと金子馬2トップ」という評価。さらに重心を低く、走り方からもさらに期待できるようで。加えて上述の「ゴールドシップに似ている」ならば、1年間相当楽しめるのではないか。
既に入厩していて、6月くらいにはデビューできそう。鞍上もルメールを確保しているとの報もあるので、期待しましょう。

 ということで当初は2位指名する予定だったが、”想い”の差で3位指名に(笑)【父・ハーツクライ x 須貝尚介厩舎 x bambam88】の組み合わせは、ベルラップ、アドマイヤエイカンと2年連続して重賞を勝つことができた。こうなれば、狙うはもちろん3年連続重賞制覇。
 その中でも、期待度が高い母・セルキスをファーストチョイス。こちらも既に入厩していて、調教にも精を出してる。
 須貝尚介厩舎のハーツクライ産駒は本当に相性がいいのは周知の事実。そんな須貝尚介調教師が「これまでのサラブレッドの概念を覆す」という何とも頼もしいコメントに期待せずにはいられない!
 既に開幕週の6.4阪神デビューを鞍上M.デムーロで確定的。久しぶりに開幕白星をこの馬で飾りたい。

 喉から手が出るほど欲しかった牡馬の獲得に成功したので、ここからは牝馬へ。
 netkeiba.comで何かを調べていたら母・サプレザと出会った。そしてら、3年連続してマイルチャンピオンシップに出走していて、3着→4着→3着と好走を続けた。こういう牝馬が日本に輸入されて、ディープインパクトとの仔を産む、、、今の日本競馬の主流だけど、この馬はその他の馬と違うだろうと感じてることができた。
 似て非なるものがあるけど、シーザリオが勝った2005年のアメリカンオークスには、シンハリーズ(3着)、イスラコジーン(9着)が出走してた。ともにクラシックウイナーの母になってる。この馬にもそのポテンシャルの高さは備わっていると信じてる。それにイギリスのサンチャリオットステークスを3連覇していることはその裏付けに成り得るだろう。
 ということでリストアップしていたら、ギャロップPOG本で吉田照哉氏が本当にいい馬とベタ褒めしてて、安田隆行調教師もプレッシャーを感じていて、吉田照哉さんがいい馬だと言ってる、としか取材には応えていないらしいが(笑)馬名は牝馬っぽくないけど・・・。
 3年目のサンチャリオットステークスとマイルチャンピオンシップはルメールが騎乗しているからぜひ手綱を握って欲しい。

 立て続けにディープインパクト産駒の牝馬。
 母・スターダムバウンドはアメリカのオールウェザーG1を勝ちまくった馬。それも2歳のBCジュヴナイルフィリーズを含む5連勝。しかも、いずれも後方待機から最終コーナーで捲り捲ってゴール前で差し切るという素晴らしい走りを見せてくれた。
 そして、如何にもディープインパクトを付けますよ、という繁殖牝馬なはずなのに、日本での最初のお相手はキングカメハメハ。
 持ち込み馬の Big Crown との仔とキングカメハメハとの仔は未勝利止まりだが、ディープインパクトに変わって走ってくるだろう。
 それに<<父・ディープインパクト x 母父・Tapit>>は、これからの主流に成り得る可能性がある組み合わせがあると思っている。だから、デニムアンドルビーのようにハシリになれるように期待してる。

 ディープインパクト産駒は牝馬が続いたので、ディープインパクト産駒の牡馬を指名したかった。母シユーマとこの母スカーレットと迷ったが、こちらを。
 というのも母シユーマも素晴らしいが、スカーレットは90年代から続く日本を代表する母系。フサイチコンコルドがダービーを。ヴィクトリー、アンライバルドが皐月賞を勝っているだけに絶対にクラシック向きの血統だ。
 さらには、心頼れるデータが!<<父・ディープインパクト x 母父・シンボリクリスエス x 母母父・トニービン>>の組み合わせは、連対率が驚異の42.5%!
 さらには、音無秀孝厩舎の1番手という評価の高さ。音無秀孝調教師もこの母系は慣れているはずだし、そろそろこの母系でヴィクトリー以上の結果が欲しいところだろう。<<音無秀孝調教師 x 近藤英子オーナー>>の組み合わせからは数多くの名馬が誕生してるが、その中でも過去最高の成績を収めることになると信じてる!

 まだまだ獲れる大物が残っていたが、やはりこの馬を指名できなかったら後悔するだろう”想い”から母・ドバウィハイツを。
 半姉・リーチザハイツがあのような、ただただ残念な結果になっただけに、この馬に懸ける想いは強い。
 個人的な想いもあるが、何といっても母父は Dubawi は、今年のドバイシーマクラシックでドゥラメンテを寄せ付けず完勝した Postponed の父。ドバイシーマクラシックを見て絶対にこの馬を指名しようと心に決めた。と思ったら、そこそこ POG本でもそこそこの扱いをされていたが、やはりハーツクライ産駒ということで誰も早めに獲らなかったので安心した。
 石坂正厩舎には多くの大物がいるが、ここの厩舎もやはり牝馬に限る。
 あと、指名した後に”おー”とか”あー”とか言ってくれたオーナーには感謝するぞ。

 半姉のクィーンズベストが昨シーズンの指名馬のジークカイザーの2着になったのを見て、下は何だろうかな…と思ったらハービンジャー!ワークフォースのクィーンズベストでこんなに走ったなら、、、と隠し玉扱いにしてたら、POG本でそこそこの扱いされてて少し焦った。
 牧場関係者の話では「これで走らなかったら調教師としての技術が…」というほどの高評価。さらにはハービンジャー産駒は基本的には重い血だが、この馬は母系の影響でそこまで重くはないとのこと。
 札幌デビューならば、札幌2歳ステークスを狙えるはず。そうすれば、札幌2歳ステークスは2連覇はほぼ確定か?

 実は、母・ラヴェリータには想い入れが強いんだよね、僕って。そしたら、ギャロップPOG本の巻頭特集に登場してて、アワワワ((((;゚Д゚)))))))
 半兄は父・ゴールドアリュールということでダート色が強すぎて指名できなかった。
 だけど、1コ下のこの馬は父・ディープインパクトということで動向を気にしてたら、デビューは阪神4週目の芝1800m。早いデビューでこの順位なら尚更おいしい。ご馳走様でした|( ̄3 ̄)|
 <<父・ディープインパクト x 母父・Unbridled’s Song>>はダノンプラチナと同じ。さらには毛色も同じ芦毛。距離的に見てもマイル前後がベストパフォーマンスを発揮できるかと思ってる。デビュー戦は、福永祐一だけれど、年末の朝日杯FSには武豊を迎えて是非とも彼のJRAG1完全制覇を達成に貢献して欲しい。
 馬名もラグビーからの”One for All,All for One”からなので、キズナ、ワンアンドオンリーのようなメッセージ性のあるノースヒルズのダービー馬たちのような馬名なのでそういう意味でも期待をしている。

 たいてい、9位か10位はディープインパクト産駒の牝馬を指名してるの、僕って。
 マルセリーナ、ジェンティルドンナ、ラキシス、リーチザハイツ等を指名してるわけで。本当はもっと早い順位で指名するつもりだったが、当日周りのオーナーの空気感から大事なこの枠で指名ができた。
 母・ドバウィハイツとほぼほぼ同じ理由だけど、母父・Dubawi はドバイシーマクラシックを勝った Postponed の父。その際に絶対してやると決めたのが、前述の母ドバウィハイツとこの母エレクトラレーン。やっぱり、Postponed の強さはとても印象に残る強さだったし、あの強さにディープインパクトの血が加わったらさらなる強さが生まれるだろう。
 そして、ここまで10頭中3頭が須貝尚介厩舎。ベルラップやクリミナル、アドマイヤエイカン、イモータルとその凄腕に感謝し、心酔してる。必ず須貝尚介厩舎と大きいところを獲りたいと思ってる。

 この母のことは実は知らなかった。競馬王のPOG本とやらで血統評論家の栗山求さんがやたら推してくるなーの印象くらいだった。その競馬王の公開ドラフト会議に一緒に参加したチュカイオーナーにこの馬のあらましを説明してもらった上に、不明だった厩舎は池添学厩舎。年明けにはデビューできるのではないか、との情報も知ることができた。

 詳しくは、 http://kuriyama.miesque.com/?eid=1966 で。

 ここまで1位から10位までとても順調なドラフトで、何一つケチをつけることがないのでここで心に余裕を持たす意味とロマン枠という意味で指名した。同い年で松坂世代の池添学調教師。応援する意味を込めて複数頭は指名するつもりだったが、まだゼロだったので思い切って指名した。

 4頭目の須貝尚介厩舎(笑)
 昼休憩の時にリストを見直したら、須貝尚介厩舎の馬がまだまだ残ってて、須貝尚介厩舎のラインナップで3頭じゃまだまだ少ないぞ、と自分に喝っ!を入れ直して臨んだ後半の部。
 全姉は同じく須貝尚介厩舎に所属してるオツウ。ゲート試験は既に合格済み。一旦、放牧しているがこれは昨シーズンのアドマイヤエイカンと同じ。6月末〜7月までにはデビューしてくれたらありがたい。個人的にはジャスタウェイのように新潟でもいいんじゃないかと思っているが。
 それに、<<須貝尚介厩舎 x ハーツクライ産駒 x 東京ホースレーシング>>の組み合わせって走る気がしてならない。

 5頭目の須貝尚介厩舎www
 母・シャピーラ、母・セルキスとともに須貝尚介厩舎の速攻系の牝馬。しかも、ゲート試験も合格済みで調教もそれなりに走っている。噂によると母・セルキスよりも調教では駆けあがっているとのこと。まだ、デビューへの具体的な話は耳にしていないけれど、デビューが早いだろうとのことで。

 西園厩舎とくれば、短距離馬の宝庫。さらに、母・グランパドドゥは名短距離馬・パドトロワを輩出している。パドトロワは期間内の成績が2勝もしている。UMASAMURAIで換算すると1,500ポイントにあたるわけで。この順位で2勝もしてくれれば大成功。さらに父・タートルボウルは顎を強い仔を出してくれるらしい。短距離馬を出すグランパドドゥに顎が強い仔を出すタートルボウルの配合だと短い距離を力強い走りを期待したい。
 既に入厩してて、時計を出していますね。エーシントップのように・・・までは言わないが、短距離でポイントを稼いでくれたら。

 こちらも同級生の池添学厩舎。ジャパンカップ2着のラストインパクトの全妹。
 ラストインパクト以降、毎年仔を出しているが、この母にはやっぱりディープインパクトの血が必要なのかラストインパクト以外そんなに走っていない。それはなんでかと考えたら、母系にはダービー馬キズナにも通じる母系。キズナも父はディープインパクト。もしかしたら、ディープインパクトと合うのかもしれない。

 明示的に中京デビュー馬が欲しいと思っていたところでこの馬を指名。
 どうやら7月の中京でデビューができそう。ゴールドアリュール産駒ということでダート馬かと思われそうだが、牧場からは芝でも走れる・・・との評価。ゴールドアリュールで芝馬とくれば皐月賞2着の”最強の1勝馬”のタケミカヅチ。芝でどこまで走れるか半信半疑だけれども、いざという時にはダートで頑張ってくれれば。

 セレクトセールで7400万円の値を記録した本馬。
 今年はいい繁殖牝馬が多いステイゴールドとアドマイヤキンカクで競合になった母ソニックグルーヴだけれど、媒体誌(紙)には露出されていなかった。まったくの情報不足だけれども、池添学厩舎でこの血統ならば指名損はしないはず。母・ソニックグルーヴからはまだ大物が出ていないが、母父・フレンチデピュティが良い方へ出てくれれば。

 2シーズン前にお世話になったクリミナルの半妹。昨シーズンは父がエンパイアメーカーだったが、キャロットクラブからの募集が中止となってしまった。今シーズンは、ダイワメジャー産駒でセレクトセールで野田みづきオーナーによって落札された。そして、厩舎は菊沢隆徳厩舎。。。
 野田みつきオーナーは基本的に関西の厩舎のイメージがあるが、なぜか菊沢隆徳厩舎。
 血統的にも走るダイワメジャー産駒で、そしてデビューも早そうな情報もあるので期待出来そうだ。

 4頭目のハーツクライ産駒。ここまで残っていたか、という感じ。
 調教でも既に14-15くらいの時計を出していて、ノーザンファームかその中のどっかの厩舎かなんかで牝馬四天王の1頭に当たっているらしい。
 藤原英昭調教師か牧場関係者は桜花賞ではなくオークスを狙っていると話しているとのこと。

 大物狙いを出来そうな順位だけど、なぜか今シーズンは真面目に考えに考えた末、この馬に。
 というのも、母はチリの年度代表馬。そして、矢作芳人調教師も仰っていたが、ダイワメジャーが組み合わさって何かマイル以上の距離に対応できそうな気がしてならなかった。そして、デビューも早そうなのでこの馬を指名。
 いろいろ迷って、時間をかけすぎて他のオーナーに迷惑をおかけして申し訳なかったけど、顔色を窺って中途半端な指名をしても仕方ないと思った次第。
 6400万円で落札されたというのも、走りそうな金額(笑)中京でデビューできそうな感じなのでマイル〜中距離で活躍してくれたら助かる。
 ちなみに、1コ下のディープインパクト産駒はトーセンの島川隆哉氏が1億超えも高評価の一つ。

 以上が今シーズンの苦楽をともにする20頭。
 全体的に早めに入厩する馬を選んだ結果となったが、須貝厩舎推しとどう転ぶか来シーズン以降の指名につながりそうだ。
 ただ、ドラフト会議中入念に選べたので怪我や厩舎都合の不運がなければ、それなりに楽しめる自信はある。

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