さぁさぁ、やって来ました! 16-17シーズンの指名理由。
 コレを書き始めたのが5/22(日)の夜。そう、ドラフト当日です。
 
 15-16シーズンに関しては、今日のオークス制覇(シンハライト※池添ありがとう!)もあり、残り1週間を残して首位。最終的にはどんな結果になるかは分かりませんが、勝ち上がり率や勝利数、獲得ポイント(オークス終了時に50,000P超え!)などを見ても、本当に充実したシーズンを送ることが出来ていると思います。あとはUMASAMURAI3シーズンぶり、計4度目の優勝に手が届けば・・・という現状ですが、結果を信じています。
 そして、本日行われたドラフト会議。この後の各馬の指名理由にも書きますが、結果的には【200点!!!】という、過去最高評価のドラフトになりました。
 どうしても欲しかった馬は軒並み指名することが出来ましたし、何と言っても過去に例を見ないほどの“超豪華布陣”。よくもまぁ、こんなに素晴らしい馬たちを集めることが出来たなぁ・・・と、今でも驚いているんですが!
 それでは、シンハライトのオークス制覇を記念した勝利の美酒とともに書き連ねる、チュカイ銀河系軍団の指名理由をお届けします! 相棒たちよ、1年間どうぞよろしくお願いします!!

  3人競合。見事に勝ち取ることが出来ましたーーー!!!! いやぁ、本当に嬉しいですね。指名が決まった瞬間は、渾身のガッツポーズが飛び出したほど。何としてでも欲しかった1頭でした。この馬に関しては、昨年の9月にキャロットクラブの募集馬ツアーで実馬に会ったことがあります。世代84頭の募集馬を一挙に見たワケですが、唯一“別格”という存在だったのが、この馬でした。この馬を見学をした直後、私はtwitterでこんなことをつぶやいていました⇒《トゥザヴィクトリーはすごかった! オーラを感じて、心臓がバクバクするぐらい》。そう、1歳の秋とは思えないほどのオーラに圧倒されてしまったんです。パドックや馬体写真は全く分からない私ですが、目の前にしたこの馬の存在感は時が止まるほどの衝撃を受けました。ずっと見ていたくなるというか、惹きつけられるというか・・・その時の感覚を上手く言葉で表すことが難しいのですが、それがキッカケで、絶対にPOGで1位指名しようと固く決めていました。ただ、ドラフトの季節が近づくにつれ、様々なメディアで大きく紹介されるようになり、気づいたら世間の人気ナンバーワンの存在に。実際にUMASAMURAIのドラフトでも3人が競合しましたが、“思いの強さ”が結果に繋がってくれたと信じています。本当は、お金があれば実際に出資したかったのですが、一般市民には到底手が届きません。だからせめて、架空オーナーとしてPOGで夢を追って行きたいと思います。

 今シーズンの指名馬は、いい意味で“自分らしくない”印象を受けているのですが、その象徴がこの馬だと思います。3冠馬×3冠馬・・・毎日、通勤時間にウイニングポストをやり込んでいる私でもそう簡単に出来ない、まさにゲームのような配合ですね(笑)。この馬、本当はそんなに獲るつもりが無かったんです。というのも、必ず1位で消えると思っていたから。ただ、文句なしで前評判も高いですし、2位で獲れたのは本当にラッキー! 父、母、母父、母母が全て持ち馬で、それに加えて3冠配合という、金子オーナーの夢が詰まった1頭。まずは、オーナー悲願の朝日杯制覇へ・・・馬名が示すように、目標に向かって飛び立ってくれることでしょう。

 牝馬の筆頭。いやぁ、指名出来て良かったー! 今年のドラフトに関しては、トゥザクラウンとこの馬を獲れるかどうかに懸かっていました。この世代のノーザンの牝馬の中でも、間違いなく抜けた評価を得てるのが本馬。ラキシス、サトノアラジンという全兄姉たちを見ても「能力は間違いないもけど、期間内の成績は…」という懸念点を、当初想定していたレベルを大幅に上回る成長曲線を描いて払拭していると思っています。新潟デビューも決まっていますし、早めに始動しながら経験を積んで、3歳春に才能を完全に開花してくれるでしょう。正直、キムテツ厩舎に一抹の不安を感じますが、天栄としっかり手を組めば、開業後初の大レースに手が届くのも夢じゃないと思います。

 この順位で母サプレザを取り逃しましたが、それも想定内。というのも、この馬をしっかり獲ることが出来たのが本当に大きかったから。今回のドラフトを前に、母マジックストーム、母サプレザ、母シーズオールエルティッシュ、そして本馬の中から「最低でも1頭、2頭獲れれば最高!」なんて思っていたのが、まさかの3頭GET! この馬に関しては血統背景やセレクトセールでの高評価はもちろん、ディープ牝馬の中でもボリューム感に優れている点が気に入りました。リップサービスで早くも海外遠征を視野に入れた発言が飛び出していますが、それは国内制圧後のお楽しみ(笑)。ひとまずユタカを背に、日本のターフで暴れ回って欲しいと思います。

 「やっぱりね!」という言葉がピタッとハマりました。名牝クロウキャニオンの牡馬ですが、今年の産駒は露出量が少ない・・・そこで、当初からこの順位での指名を狙い撃ちしてたんです。POGの媒体が増えてくる中、牧場側が合同取材会を作り上げた結果、どの本を見ても全部同じコメントと同じ馬の写真が掲載されるようになりました。それらで大きく扱われた馬が人気の中心となるわけですが、“順調に来ているけど、ただ単に取材を受けなかっただけ”で注目度が下がる馬が居るのも事実。そのパターンに当て嵌まるのが、まさにこの馬。グリーンチャンネルで放送された2歳馬特集でも素質の片鱗を感じさせる動きを見せてくれていますし、何と言ってもこの血統で初となる角居厩舎! 安心してクラシックには連れて行ってくれると思います。

 この馬が6位で獲れる!?・・・いや、もう信じられませんでした。間違いなく、普通のドラフトでは1位で消える馬。サンデーRの高馬で堀厩舎、調教も極力順調、動きも評価されていますし、まさかここまで残っているとは…。この順位で獲れたことは不思議で仕方ないですが、そう考えても今回の全指名馬の中で最も美味しい指名だった断言できるでしょう! 母の実績を見ても相当なスピードを秘めていそうですし、ディープの牡馬としても理想的な馬体重。厩舎の王道である、秋の東京からクラシックへ。狙い澄ました堀先生の手腕が味わえるんじゃないでしょうか。

 アルテミスS、フェアリーS、クイーンC、フラワーC、フローラS。期間内に関東の牝馬限定重賞はこんなに多数あり、レースによっては本当に手薄になるんですよね。そう考えると、関東馬の牝馬を狙うというのもアリだし、この馬がポイントを稼ぐチャンスも充実していると思います。毎年指名される“UMASAMURAI人気銘柄”の母の産駒ですが、自分はエルノルテ以来の縁。兄姉たちは前評判以上の走りは見せていませんが、この馬は父との配合がズバリ的中したかのようなキレ味を持っているそう。牧場の評判も上々ですし、同じステイゴールド牝馬のココロノアイで結果を出した尾関先生が管理するというのも強みだと思います。前述したように、牝馬の柱として考えていた存在。母の産駒として初のGI参戦はもちろん、それだけに留まらず結果さえも期待したくなってしまいます。

 ここまで振り返ってみても、イイ馬が獲れ過ぎ! ただその半面、速攻系の馬がどんどん消えて行っていたので、この順位で開幕週デビューの本馬を狙いに行きました。新馬のジャッジには厳しい国枝先生ですから、早々にデビュー日が決まったのは朗報。そして、デビュー戦で手綱を取るウチパクが早い段階から調教に跨っているのも頼もしい限りです。過去にダノンベルベールで美味しい思いをすることが出来た、国枝厩舎の早期デビュー馬。母の激しい気性がプラスに出れば、比較されているインパルスヒーロー並の活躍を残してくれるんじゃないでしょうか。

 「俺の指名馬、ヒシマサル!」・・・それを言いたいが為の指名です(笑)。中学生の頃にダビスタにハマった自分にとっては、“ヒシマサル”というのはゲームの中のライバル馬。それが25年の時を経て、自分の指名馬になるとは!(正確には同姓同名ですが…笑)。初代ヒシマサルは安田記念馬、2代目はマル外として重賞3連勝、3代目は・・・オーナーの馬名に懸ける思いを受け取れば、並の成績で終わるハズはないと思っています。

 過去に散々お世話になった大好きなノースヒルズの馬たちですが、今年はやや小粒な印象を受けました。本来なら母ラナンキュラスを指名したい所だったんですが、馬体重が小さすぎて…。そんな中、最も評価をしていたのが、この馬でした。牧場サイドの評判もイイですし、この厩舎で夏に使えそうなのも魅力的。今年の指名馬の中でもベストルッキングホースを贈呈したいほど、自分好みの綺麗な栗毛ですし、少しだけオルフェーヴルの姿をダブらせてしまったのも事実です。

 1位が母トゥザヴィクトリーだったので、ドラフト後半戦開始は祖母にトゥザヴィクトリーを持つこの馬を指名しました。というのは偶然で、タニノギムレット産駒でも活躍馬を出す母。そして、育成段階での評判の良さに加え、キングカメハメハ、トニービン、サンデーサイレンスと大舞台に強い血を引いた、この馬の血統構成にも惚れました。ダノックスで佐々木厩舎と言えば、ダノンンジュンコウを思い出します。惜しくも大成できなかった“先輩”の無念を晴らす意味でも、この馬にはクラシックロードを駆け上がって欲しいと強く思います。

 出資馬を除くと、実にディープブリランテ以来5シーズンぶりの指名となる矢作厩舎。過去に指名したのもブリランテ、ゲンテンと相性抜群なのですが、これだけ間が空いたのは納得する馬に辿り着けなかったから(リアルスティールは上位で消えましたし)。さて、今回のサトノグラン。矢作先生のインタビューを見ても、今年の厩舎最上級評価なのは間違いなさそう。もともとトーンが高い馬が走る厩舎ですし、ハーツクライ産駒との相性も確か。クラシックへ向けて狙い撃ちした、矢作ワールドを堪能させていただきたいと思います!

 “武豊(幸四郎)しか乗せない”馬主として有名なキーファーズの松島氏。これまでの厩舎から一転、この世代では初めて池江厩舎に所有馬を預けています。その1頭が本馬であり、もう1頭は4位で指名した母コケレール。そう、期待2頭の両獲りを果たした形となりました。ノーザン系の母コケレールと比べて、この馬は注目度こそ低いものの、この世代のディープ牝馬としては十分に上位に値する素質を秘めていると思います。ディープ牝馬にしては充分すぎるサイズ感があり、夏デビューが見込めるほど育成も順調。池江厩舎×キーファーズの両頭とも走ってほしいのはもちろんですが、「同厩舎の2頭出しは人気薄を狙え」なんて格言があるように「意外とコッチだった!」なんて可能性もたっぷり秘めていると思います。

 意外と注目度が高かったんですね。他のオーナーに獲られていたら危なかった! いやぁ、良かったです(笑)。過去の実績が示すように“函館デビューの昆厩舎”は、もはや常識。ただ例年、地味な血統の馬があまりにも多すぎて・・・食指が動きませんでした。その点、この馬はディープ産駒! POG本では札幌デビューの可能性も触れられていましたが、もう既に入厩済。このペースであれば、間違いなく函館に連れて行ってくれることでしょう。5位のクリアザトラックに引き続いてのディープ×フレンチの配合。ショウナンパンドラ、マカヒキ、マウントシャスタなどなどニックスの配合ですし、兄も3歳時にオープン入り。早期デビュー馬ではありますが、ただの即戦力ではなく桜花賞まで楽しませてくれると思います。

 この順位でも残っていたんですね。いやぁ、大物選手の補強に成功した気分です。某丹下氏が“ダービー馬”だと絶賛している本馬ですが、POG本に書かれている育成厩舎での「まだ本気で走った所を見たことがない」というのは、個人的には少し危険な匂いがするコメントじゃないかと心配しています。ただ、兄のバンドワゴンを見ても、もの凄いスケールの馬に育つ可能性も十分。少し肩の力を抜いて、成長を見守って行ければと思います。当たれば大成功、失敗してもデビュー前のワクワク感を味わえてオッケー。これだけ大物感がある馬を15位で獲れたんですからね。それぐらいのスタンスで構えておきましょう。

 大物種牡馬の産駒に挟まれ、“ジョーカプチーノ”ですか。すごい違和感(笑)。もちろん、血統面やプロフィールで獲ったわけではなく、評判オンリーの指名です。春の段階から、ネット上でも少し評判になっていた本馬ですが、書かれた関係者評を見ても・・・岡田総帥「NHKマイルカップはもらった。ほかの馬と馬格が全然違う」、牧場担当者「めちゃくちゃ走る」、「あまりにも動くので、父のジョーカプチーノをビッグレッドFが迎え入れた」など、まぁ話半分で聞いてみてもトンデモない言葉が並びます。ここまではマイネル馬でもたまに見られる光景なのですが、実際に入厩後に初めて本格的に行った調教では先行馬を5馬身追走して、あっという間に先着を果たした、と。もちろん、過去の経験から過度な期待は持たないつもりではいますが、“もしかすると”という思いを感じさせてくれる1頭。今シーズンの指名馬の先頭を切って、東京初日にデビュー。早期デビューからイスラボニータを育て上げた厩舎に所属していますし、どこかの2歳Sまで上り詰めてくれたら・・・と淡い期待を抱いています。

 出資馬3頭の指名になります。今年の2歳馬はどの馬も順調で、早い段階で移動を果たせる所まで育ってくれました。久々にPOG本で大きく扱われた馬もいて、この季節ならではの楽しさも味わうことが出来ました。まずは無事にデビューを目指して、競馬場で会える日が今から待ち遠しいです。

 栄えある20頭目。牝馬と早期デビュー馬が想像より少なくなっていたので、(キンシャサノキセキ×サンスプリング)を獲ろうと思っていました。ただ、指名直前になって、当初からリスト上位に居た、堀厩舎の大物(Pioneerof the Nile×Princess Two)や、手塚厩舎の“ア”(ディープインパクト×タミーン)、友道厩舎じゃなければ絶対に指名していた(ルーラーシップ×モンローブロンド)が浮上し、最終的にはナゼかこの馬に(笑)。でぃーぷオーナーが19位でブラックタイド産駒を指名した際に存在を思い出したのですが、以前から心の奥で気になっていた1頭ではあったんです。開業当初から手腕を発揮していた池添学厩舎の馬も獲りたかったし、堅実さには定評がある牝系。そして、馬名の響きが自分好みでした。今までは直前になって心移りした場合は失敗ばかりだったのですが、この馬は“なんとなく”大丈夫な予感がします。いや、根拠は全く無いんですけど(笑)。幸いにも早めにデビューを果たしてくれそうですし、ディープ牝馬に負けず劣らずの活躍を期待しています。

 さぁ、20頭の指名理由を書き上げました。およそ7,000文字ですが、例年以上にサクサク書けたのは、当初から思い描いていた馬たちを指名することが出来たからでしょうか。POGの取材に制限が掛かり、経験や競馬の知識を問わずに優勝が狙えるようになった昨今。運や一夜漬けでも結果を出すことも出来ますが、私の場合は納得いくドラフトで指名した20頭の“総力戦”でシーズンを戦い抜きたいと思います!

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